【大学院留学】イギリス大学院の卒業式
1月末に行われた大学院の卒業式のためはるばるイギリスに行ってきました!
その様子を紹介します。
卒業式に参加するか問題
そもそも卒業式に参加するのかは大きな問題でした。
特に参加しなくても自宅に証明書は送られてくるので何も問題はないです。
これに関しては色々な意見の人がいてクラスメイトや友人ともよく話しました。
【参加する派の意見】
・観光とかと違いめったにない機会
・ガウンきてハットを投げてみたい~
【参加しない派の意見】
・ただガウン着るだけ
・退屈
まあ私は両方ともに賛成でしたが、卒業式に行ったり、友人に会ったり、彼氏に会ったりなど他にも目的があったので行くことにしました。
それにもう大学で勉強して卒業するということが今後ないような気がしたので行くことにしました。
準備
卒業式に参加するためにはチケットの予約とガウンやハット、写真のオーダーが必要です。
卒業生のチケットは無料ですが、家族や友達の席の分はいくらかかかります。
ガウンとハットは借りるか買うか。
私は借りたのですがそれでも5千円以上はしたから、ただの黒い布なのになあ・・・と思ってしまいました。
ガウンとハットは自分で採寸して合うサイズのものをオーダーします。
ガウンのサイズは2種類。(普通orビッグサイズ)
私は背が低いのでガウンが大きすぎるのではないかと不安でしたが
意外と普通の感じで着れました。
ハットは頭のサイズに合わせて色々なサイズがありました。
オーダーの際にサイズを入力したのですが、結局当日着付け(?)の時にサイズが合ってなかったようで、担当のおばさんが色々なサイズのハットを合わせてくれて一番ぴったりサイズのハットを借りられました。
写真はスタンダードコースで£40。
それにEU外だと送料が£20で、高くて本当に必要なのか?と思ってしまったので
事前にオーダーするのはやめておきました。
当日もその時にやっぱり写真撮りたいと思ったらその場でオーダーも可能なので、
後から考えても大丈夫かと思います。
結局私は彼氏に強く写真を撮ることをおすすめされたので、当日早めに会場に行ってその場で写真をオーダーしました。
(当日オーダーの場合は式典開始の1時間半前には行ったほうがスムーズです。)
まあイギリス人の彼が言うのだから本当だろうと思ったんです。
写真は自分の家じゃなくて祖父母の家とか両親の家に飾るといいんだって。
Honourableって感じかな(笑)
当日
とにかく早めに行った方がいいです。
私の大学院は、式典会場が大学ではなくもっとロンドンの中心の、
ロンドンアイが見えるコンサートなどが行われるホールでした。
ホールに行ったら
1.チケットを受け取る
2.ガウンとハットを受け取る
3.着付け
4.写真撮影
5.必要であればクロークに荷物を預ける(式典の途中で一人ひとり名前を呼ばれ壇上に上がりますが、私の大学院の場合、手荷物は座席に置いたままでよかったです。)
式典の20分前には着席します。
会場ではパイプオルガンの生演奏が行われていました。
時間になると教授陣らが厳かに入場してきて式が始まりました。
式典中は3人のお話が前・中・後とあって(祝辞、答辞)、そのそれぞれのお話の間で卒業生が登壇していく流れです。
なんかアメリカもそうなのかもしれないですが、
海外のスピーチって笑いがあるものが多いですよね。
日本の卒業式とかの話を聞くのは嫌いなのですが、
今回はどの話も楽しく聞くことができました。
そして日本の大学の卒業式と違い全員登壇できるのもまた魅力的で、
卒業式に参加した甲斐があった!と思えました。
日本の大学の卒業式、疑いもなく参加したけど、あれこそ不要だったかもしれないと
今更思います・・・。
登壇する時には自分がなんと呼ばれるのか書かれた紙を持っていき、名前を呼んでくれる人に手渡します。
私はコースの中で一番目に呼ばれたのでコースの名前の書かれた紙と、
distinctionで卒業したので「素晴らしい修士論文」(?)と書かれた紙と、
自分の名前の紙を持っていました。
そして呼ばれたらステージを横切って学長と握手をします。
まあそれで終わりで後はひたすら他の卒業生たちが同じように握手していくのを待つだけですが、やはり自分の番の時は心臓バクバクしてました。
でもまたとないこのような素晴らしい機会、本当に参加できてよかったです。
ちなみに卒業式のパンフレットみたら卒業できてないクラスメイトも数人いたので
私は無事に卒業できて本当に感謝です。
式典後はホールの外に出るとロビーでレセプションがありました。
昼過ぎておなかペコペコだったので、わーいご飯だ、ワインだ!って
図々しく食べておりました。
あまり式典に来ている友達がいなかったので、ぼっち参加で、
レセプションもぼっちで人を眺めていると
別の一人で参加していた人に話しかけられて
そこからまた別の人ともおしゃべりしたり写真撮ったりして
少し社交できたので楽しかったです(さみしい・・・)。
まとめ
ぼっち参加をすごく懸念していましたが、
たしかにさみしくはありましたが、
式典前や式典中は特に気になることもなかったし、
結局式典後も友達できたので
行ってよかったと思っています。
なにより大学院留学に賛成してくれ、お金を出してくれ、理解してくれた両親、一緒に勉強してくれたクラスメイト、イギリスで仲良くしてくれた友達、エッセイや論文を褒めてくれて修正した方がいい部分は丁寧にアドバイスしてくれた教授たち、論文のためのインタビューに協力してくれた人たち、自分の修論もあるのに私の修論を読んで校正してくれた彼氏・・・本当に私の周囲の人すべての助けあってこその卒業だったと感謝がつきない限りです。
さあこれで来月からいよいよ社会人になります。
大学院で学んだことと関係のない仕事に就きますが、
これまでの経験(点)はすべて線でつながって私の人生を創っていくと信じているので
絶対にこのイギリスでの経験や学びは無駄にはなりませんし、無駄にしません。
・・・久しぶりにイギリスに戻って楽しかったです^^
ただいま~って感じで、私は、
やっぱりイギリスが好き!