やっぱりイギリスが好きな女

大学院留学/国際恋愛/イギリス/ロンドン/ミニマリズム

就職活動が終わりました!!!

長編作となっておりますが
就職活動が終了しましたので
これから就職活動の方
現在されている方
すでに働いておられる方など
皆様に読んでいただければと思います!

 

 

 

              スケジュール

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就活スケジュール


4月4,5日のロンドンキャリアフォーラムに向けて2月から面接を受けまくっていた。しかし内定は取れずに終わり、5月に2社だけキャリアフォーラムに出展していない会社を1社は一時帰国までして受けたが落ちた。そこで就職活動はいったんストップし卒業のための修士論文の執筆に取り組んだ。

9月に日本に本帰国し就職活動を0から再開した。初めの1週間で上京しエージェント回りをして求人情報を集めた。次の1週間で福岡で説明会や選考を受けた。次の週から本格的に上京し就職活動に取り組んだ。エージェントとの面談の日もあったが、基本的に一日2社ずつ訪問した。11月の2週目、就活の最終日は面談含めて4社訪問したという最高記録を更新した。

結果的には目標として定めていた「11月18日に就職活動終了」より1週間早い11月11日に終了することができた。東京に本格的に出てきて約1カ月半で就職活動を終わらせることができた。

なぜ11月18日の終わらせるという目標にしたかと言うと、内定承諾した第一希望の会社の最終選考があるのがその日の予定だったからである。この最終選考を受けたらすぐ実家に帰ろうという計画だったが、結局この会社の選考が3回のところが2回に変更になったため1週間早く終わることができた。

就職活動はロンドンで約3か月日本で2カ月したということである。すごく長かった。そして就職活動のコツがつかめたのも10月くらいだったし、時間がかかってしまい、もしロンドンに居た時からコツがわかっていればロンドンにいる間の選考も通過できたのかもしれないと思う。(大学院に進学する時は教員になるつもりでいたため日本で就活をしたことはなかった。)しかし私はあのロンドンキャリアフォーラムの中で本当に行きたいと思える会社、ピンときた会社はなかったように今振り返っても思うので結果オーライである(超ポジティブ精神の人です)。

 

              人材紹介会社(就活エージェント)

たくさんのエージェントと関わったので少し紹介する。

              帰国GO

国外にいながら就活ができる。ロンドンでもイベントをしていた。

              キミスカ

待っていればよい。

              OFFER BOX

時々いい求人があった。

              キャリタス就活(ディスコ)

あまり連絡をとってこない。

スカイプでの面談も対応してくれた。

              Meets company(DYM)

9月だったが福岡で合同の小さな説明会兼選考会が開催された。すぐ内定がでることはない。

              (地方のミカタ)

登録するといきなり電話がかかってきた。それ以降は音沙汰なかった。

              (ジョーカツ)

就活シェアハウスに入居したいと思って登録したが、指定のベンチャー企業の説明会にいくつか出ないといけないなど制約が多くスケジュール調整が難しいため使わなかった。

              キャリアパーク(ポート)

サポートは厚め。メール(DM)の数が多いがサイトの就活コラムは便利でよく読んでいた。

              Doda新卒(ベネッセ)

初回面談後もメールでちょこちょこ求人情報を送ってくれる。初回面談の際、履歴書は手書きのみと言われその場で書かせられたので注意が必要。

              Jobrass(アイデム

求人情報も頻繁に送ってくれる。

              キャリセン(シンクトワイス)

紹介できる求人がありませんって潔く関係が終わった。

              スマート面談(Leap)

結構手厚くみてもらった。しかし選考結果はサイレントされた。その後は音沙汰なし。

              ジョブスプリング(Roots)

少し連絡が遅い気がするが、私の担当者はよかった。(すごく褒めてくれるから自己肯定感が上がった。)

              社長メシ(ユナイテッドウィル)

超気軽に話せる雰囲気が好きだった。求人もけっこうかっこいいのを紹介してくれたイメージ。連絡もほどよくくれる。

              ジョブコミット(リアステージ)

めちゃくちゃお世話になった。プロフェッショナル感だったり社員全員が堂々としていてかっこいい。みんな自分に自信があるように振舞っていて安心して任せられた。連絡もすごく頻繁にくれるし、わからないことを聞くと「~って言っちゃいな!」みたいな感じでこっちまで自信もらえた。日本での就活を再開した際にまったく自分の頭の中が整理できていなかったが、リアステージさんは他のエージェントさんと違ってヒアリングして求人紹介で終わるのではなく、もう思い切って私の面接で伝えるべき将来のビジョンと軸を完璧に作ってくださった。頭の中のモヤモヤが一気に解決してそれ以降の面接もうまく行くようになった。ヒアリングの際も全然圧迫した質問の仕方もしないでくれるし、求人もたくさんではなく3社ずつくらいしか紹介しないから集中できる。面接対策もいわゆる模擬ではなく作戦会議みたいな感じで話してくれる。だから理解したり納得して物事を進めたい私には合っていた。かっこいいお兄さんお姉さんにお話ししにいくって感じだったから面談回数は多かったけれど全然苦にならなかった。(褒めすぎて回し者みたいになっているけど、違います!(笑)本当にお世話になったので感謝しているんです。でもこんなに助けてもらったのに紹介してもらった企業に入社しないことにしたのでリアステージさんの利益に貢献できず申し訳なくて、少しでも罪滅ぼしになればとこうやって自主的にレビューを書いております。)

たくさんエージェントを使った学びとしては、

あまりよくないエージェントの対応は

・連絡が遅い

・適当に求人をバンバン送りつけたり紹介してくる

・馴れ馴れしい態度や上から目線や圧迫して質問してくる

・ろくに対策をしてくれない

・面接のフィードバックをくれない

・面接の結果をサイレントする

だった。

しかし結論、たくさんのエージェントを利用するのはオススメしない

選考のための日程調整が複雑になったり、就活の終盤で複数内定が出て内定辞退する際に色々なところに連絡を取らねばならないしエージェントさんは売上にかかってくるので自社が紹介した企業に内定するように勧めてくるのを頑張って断ったりしなければならないしで大変になる。

もちろん利点もある。

複数利用するほうが自分に合っているエージェントを見つけることもできるし、自分の企業選びや就活の軸について何人からも客観的な意見をもらえ、クリティカルシンキングをすることができ後悔のない就活ができると私は思う。

 

              神社で祈祷

10月の最終週、「なんか私最近運気が下がっているなあ」と気づいた。

選考が落ちまくるし最終選考のため大阪まで行ったのに落ちたし、雨でずぶ濡れになったり、前の企業説明会が長引いて次の説明会には遅刻するし、パンプスが自動ドアのレールに挟まって抜けなくなったり、自動ドアに反応してもらえなかったり、道に迷ったり、踏んだり蹴ったり…。

運気を上げる方法についてググっていると私はここ1年イギリスにいたことを理由にして神社に行っていなかったと気が付き、これが原因だと思った。都内の神社を色々調べ、場所的にも行きやすくて受験とかが成就するという人形町の神社に行くことにした。本当に小さな神社だが、1回行った後それ以降の選考が1社を除き全部通過して、感謝の意味も込めて2回目をお参りするとまたすべての選考が通過し最終選考を受けられることになった。また、第一志望の企業から内定が出た後であったが、就活最終日も行って感謝を込めて挨拶してきた。本当にご利益のある神社でこれからも日本橋に行く機会があれば挨拶してこようと思っている。

特に信仰心が強くない人間だったがやはり神の存在って必要なのかもなと思えた就活であった。

 

              やるべきことと学び

自分の魅せ方

自分で言うのもなんだが私はけっこう落ち着いた雰囲気をしている。あとは基本的にあまりおしゃべりな方ではない。かと言って根暗なわけでもない。

この性格が就活で裏目に出ると堅いとかもう少し話したほうがいいとか志望度が低そうとかいったように捉えられ面接に落ちまくった。

いいように捉えてもらえるとしっかりしている、はきはきしている、年齢層が高いお客様の接客にも向いていると言われた。

事実、高校時代も運動神経が悪いわけではないがなぜか動きが悪いように見えるのか体育の先生からは嫌われていて成績は悪く、ダンスをしていると親友からも超素直に「やる気なさそうに見えるよね」って言われぐさっときた。大学4年時の教育実習の指導教官からも同じことを言われた。今は院2年。10年近く経っても全然変われていない。なんで中身はやる気があるのにそう見せることができないんだろうと相当悩んだ。

就活においてはとにかくフィードバックをもらったことを意識して

  • 笑顔
  • たくさん質問する
  • たくさん話す(話しているつもりでも少ないらしいから120%話す)
  • 大きな声
  • メモをたくさんとる

を実行することにした。

それでも落ちることもあったが、意識していなかった就活初期よりは選考も通りやすくなったとは思う。

あとはやはり私は全然面接の練習をしていなかったから、それも原因だったと思う。面接本番で熱意を表すには練習が一番であると思った。人は練習するからこそ本番はもっと頑張ることができる。練習もしていないで気軽に本番に臨むような人とたくさん練習して本番に臨む人では明らかに本番での熱量が違うだろう。

話す内容の魅せ方

面接に慣れ就活のコツが掴めてきた頃、多くはないが数回集団面接を経験して思ったことがあった。

飽きた・・・。

集団面接は他の人の話を聞いている時間も多いのだが、みんな話が同じなのである。

「成長したいです!」

って。

私で飽き飽きしているのだから面接官は尚更であろう。

別に成長意欲はいいのだろうが、オリジナル感を出して面接官の記憶に残るようにするためにはなぜそう思ったのか過去経験から根拠づけすると良いのだろうと思った。

今まで就活で話すことはなんとなく散らばっていたが、トータル5カ月就活をしたことによって、未来や過去について話す理由がわかったし秩序をもって話すことができるようになった。自分の未来のビジョンや自分の考え方を裏付けるものとして自分の過去経験を話す必要があるのだと私は思う。

だから、就活においては未来も過去も両方大事である。

過去の事実である学歴・スキルがいいに越したことはないが、それよりも大事なのは人柄・中身・印象でそれの根拠としてその人の過去があると思う。その過去を見ることでしか面接官は根拠を得ることができないため、特にポテンシャル採用である日本の新卒採用ではやはり過去に何をしたかは重要である。しかし過去がいくらよくても未来のビジョンが明確でないと面接官は求職者が仕事を通して求めていることがわからず不採用という決断をすることになる(「こいつは何がやりたいのかわからん」と思われる)。私は大学院を卒業したため学歴も高いほうで、留学もしている、アルバイトも部活もたくさん経験し、役職に就くことも多かったし資格もたくさんある。だから書類での通過率は高かったが、未来のビジョンが明確でないこと、そのため志望動機に熱がこもっていないことが主な原因でたくさんの選考で落ちてしまったため過去経験の話だけではやっていけないのが就活だとわかった。

もちろん過去に変な進路を選ぶと面接で突っ込まれやすくなるのでやはりネガティブで説明に困る過去はない方がいいと思った(例:留年、中隊、海外大学院、専攻と関係のない業種、留学する前の期間や修士論文書いていた人生における謎の空白時間など。浪人は聞かれないみたい。)

また物事が続かない人や部活もバイトもしていない人、ちょっと悪印象のバイトをしていた人は業種によるのかもしれないが落ちやすいのかもとも思った。

 

              選考結果

ロンドンにいる間(2-5月)で16社受けた。

日本に帰国してから(9-11月)は30社受けた。

ロンドンでは

書類落ち:6社

1次落ち:9社

2次落ち:1社

内定:0社

日本国内では

書類落ち:2社くらい?

一次落ち:16社

二次落ち:1社

最終選考落ち:1社

内定:2社

だいたい私の日本での就活状況からして15社中1社は内定くれる計算なので、それが最低15社(20社だっけ?)は受けろと言われる所以なのかと思ったが、実際は数ではなく質の問題のはずである。熱意をもって伝えられる会社を受ければ1社受けただけでも内定もらえるのではないかと思う。そう、大事なのは熱さ、つまり志望度だと思う。

  最終選考

ここまできて落ちることは少ないよなと思いたいが実際通過率は50%らしいから結構落ちることもあるようだ。私は5社の最終選考を受けた。

初めて最終までいった会社、しかも大阪までいったのに落とされた会社に関しては本当に悔しくて泣いた。最終選考まで進んでいくなかで、その会社に対して信頼を寄せていっているから最後に内定が出ないとすごく裏切られた気持ちになった。しかし100%内定を出せるわけではないから時には裏切られることもあるということは事実。気持ちの整理が難しい。私が最終選考で落ちた会社は、そんなに私の中で志望度が高かったわけではないが、その時は上京して3週間しか経っていない時でこれで決まれば気持ち的にも安心できるなあと思っていた。しかしここでは決まらず他の企業も大して選考が進まず11月頭には振り出しに戻っていたのが辛かった。しかしまたここから追い上げてその後は選考の通過率は上がり2週間以内に就活を終わらせた。

              内定

第一志望の会社から電話があって内定と言われた時は本当に嬉しかった。もちろん手ごたえはあった。話していて、「しっかりとした考えですね」と褒めていただいたりしたし自分もうまく話せたりたくさん質問もできた。

うまくいった時というのは、話す内容が頭の中で整理できて、深堀されても動じずに説明できた時である。だから堂々と振舞えることで志望度が高いように見せることができているのかなと思う。

また別の会社からも内定をもらった。はきはきした受け答えがよかったと言ってもらえ、私の堅さをそのようにとらえてくれる人もいて内定を出してくれる会社もあるから自信を失わないで生きていられると思った。でも私の性格・見た目・印象は万人受けするわけではないということも学んだ就活だった。日常生活ではなかなか知れないことがわかったからよかった。日常生活では普通に人間関係良好で過ごしているので、そういったことに気づけなかった。

              複数内定が出た場合

私は第一志望の会社から一番最初に内定が出たが、それが金曜日の夕方、別の企業の最終選考の20分前だった。そしてあと2社の最終選考を月曜日に控えていた状況だったため、「第一志望から内定が出たのでそこで就活終わり」というようにするわけにはいかなかった。だからどの企業も最終選考までは受けさせていただいて、その時点で最終選考までたどり着いていない企業に関しては選考辞退させていただいた。

第一志望からの内定が出た後、その週末、月曜日の次の選考に向けて自律しモチベーションを保つのはかなり難しくきつかった!

だから就活終盤での選考状況に関しては特に悩むことはなかったが、複数の会社の選考がうまくいって最終的に複数の内定を得た場合の次の問題が紹介会社さんとの関係についてだった。お世話になったエージェントさんには感謝しているがやはりこれは自分の人生、自分の気持ちが優先である。エージェントさんが紹介した会社に私が入社すればエージェントさんに報酬が入る仕組みだが、私は第一志望の会社に求人掲載型のエージェントを通して応募し、結果私はそこに入社するので、実際に私を育ててくれた(?)エージェントさんに報酬はいかない。私は貧乏学生(今はニート)なので私からエージェントさんにお金を払うわけにはいかないけれど、すごく感謝を伝えたいし、私のせいで担当エージェントさんの営業成績を悪くしてしまって心苦しい。だが繰り返しになるが私の人生だから私の気持ちが一番大事である。

複数内定が出た後は、断る勇気をもって就職活動のピリオドを打たねばならない時期だと感じた。これはこれでまた人間として社会人として一皮むけることができるのではないかと思っている。毅然とした態度で、でも誠意をもって、感謝を伝えて終えようと思う。

 

              内定承諾

旅行関係の会社に内定承諾することにした。

 

              内定辞退

私は一人しかいなくて一社でしか働けないのだから内定承諾した会社以外はすべて必ず内定辞退をしなくてはならない。また辞退する場合はその会社さんとの仲介業をしてくださったエージェントさんにも断りを入れねばならない。こういう時にあまりに多くのエージェントを利用していると困ったことになる。しかし複数内定をもらうと必ず辞退しなければならない状況は出てくるので、その場合は繰り返しだが、誠意をもって辞退を伝えることが大事である。転職エージェントと違い今回利用したような新卒エージェントは二度とお世話にはならないかもしれないが人対人だから気持ちよく終わらせたいところである。

 

 

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございます。

(早くイギリスに戻りたいなあ・・・)(>_<)

 

    追記

なんと結局旅行会社ではなくIT系の会社の営業職につくことにしました!

自分でも驚きですが、再考した結果、やはり自分の夢であるイギリスで働くことを達成するためには旅行のプランニングをするよりも営業から初めてマーケティングなどビジネスを幅広く経験できる仕事をした方がよいのではないかと思ったのです。

先の人生どうなるかはわかりませんし、結局は自分次第だとも思いますが、
まずは自分が今一番よいと思える選択をすべきだと思っています。